ワールドカップ予選 ドイツ戦 歴史的な勝利!!「世界から見た日本」から改めてわが日本を見返す
この歴史的勝利で、世界各地で驚きと喜びの声が広がっています。特にアジア各国では自分たちにもできるんだという勇気をもらったという声が上がっていることをとてもうれしく思います。比較をすることは大げさかもしれませんが、今を去ること100年以上前、1905年の日露戦争での日本の勝利がヨーロッパ、特にロシアの脅威に苦しんでいた国々に多大な勇気を与えたことを思い出しました。トルコ、イランでは近代化、民主化運動が開始されインドやベトナムでは独立運動の芽が育ち始めます。
一方、試合後の日本サポーターたちのスタジアム清掃の様子や日本チームのロッカー片付けの様子も驚きと敬意をもって世界中を駆け巡っています。作業員の仕事がなくなるなど、ほんの一部の批判はあるものの、ほとんどが賞賛の声にあふれています。日本人にとってはさほど特筆するようなことではなくとも外国の方の受け止めは全く違うことに逆に驚きます。
私としては、38年間毎日毎日、児童・生徒たちに給食の配膳、清掃の指導等をしてきたことを考えると感慨深いものがあります。もちろん、家庭での教育による効果も十分あると思いますが、やはり様々な背景をもって学校に通ってくる子供たちにとって、学校での毎日の協働の積み重ね、習慣化がここに現れているのかなと、ちょっとが我田引水気味ですみませんが思うところです。
しかし、子供たちの協働、協力の意識は38年間の私の学校経験の中では波がありました。特に中学生ともなると面倒な清掃をさぼろうする子は少なくなく、毎日いたちごっこです。バブルに浮かれた80年代ではそれはそれは困難でした。学校だけでなく、街中や道路上、観光地にもゴミが散乱していることが目立っていませんでしたか。?バブルがはじけ、経済状況が厳しくなってきたことも影響があるかもしれませんが、社会の成熟とともに、人に迷惑をかけてはいけない、社会的ルールやマナーを守ることが大切だという大人側の意識が子供たちにも少なからず影響をしていったのだと思います。 日本人の良さを改めて知ることは有意義なことです。しかし、一方協調性や社会規範を大切に吸いながらも、既存の枠組みや既得権を打破しようとする批判的思考も社会の改善・改革に欠かせない大切な意識です。この両意識の両立を進める姿勢が私たちの社会に必要不可欠と思うのです。今の子供たちの姿は未来の日本社会の姿に直結しているのですから。
