「今、ここ」に私はある

愚痴(真実から偏った思い込み、物事の理非の区別がつかないこと)の世界に迷いこむ、大きな要因について述べていきましょう。人は過去を憂い、後悔し、未来を心配、不安に思う生きものです。確かに生き残るには大切なことです。過去を反省し、失敗を未然に防ぎ、未来を予測し危険を回避するのは当然のことです。しかし、その反省や予測が度を越して歪んでいると、曇った目で真実を正しく見ることができない中、後悔や不安がループし余計な苦しみを生じさせていく。そのため、多忙で雑事や誘惑に追われる現代人は「今、ここ」にいる時間を努めて持つことがとても大切です。「今、ここ」一瞬一瞬にしか私は存在せず、過去や未来は人が作り出すイメージ、場合によっては幻想だということを理解しておくためにもです。今、ここに確かにあり、この現実を正確に見ることができれば、過去も未来もより正確に把握し予測し、いわゆる考えすぎを防ぎ、冷静・適切に対処することができるはずです。今ここにあるための有効な一つに瞑想があります。仏教を含め伝統的な宗教の多くに取り入れられているものですが、欧米心理学でもこの有効性に着目し「マインドフルネス」としてうつや不安に有効に作用することが確立し、サンプル調査で立証されています。わたくしのカウンセリングでも様々なバリエーションを用いたマインドフルネス・瞑想を有効に活用していきます。

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Posted by ジェイ・慈英