うつの原因は炎症にあった?!

うつの原因がストレスにあることは多く知られていることですね。一方、近年の研究により、うつ病患者の脳内でうつ病と炎症との関連についての国内外から報告が多くなされています 。例えば、神戸大学院とキリンホールディングのモデル動物研究では、脳内の炎症性物質サイトカインの産生をあるたんぱく質(ジペププチド)を用いて抑制することでうつ様行動や不安様行動を抑制することを確認しました。 今後は納豆や酒粕、青カビチーズといったジペプチドを含む発酵食品摂取によるヒトでの研究が待たれています。これはうつなどの精神疾患が単にストレス等の心の問題からだけではない可能性を示していると言えます。

 もちろん、ストレスからの脳内炎症の研究も進んでいます。ストレスを受けると体内で、炎症を起こす物質が発生する結果、その方の弱い部分に痛みとして発症することがあります。慢性の腰痛、頭痛、胃炎、風邪薬ではなかなか治らない咽頭痛や咳、微熱、と症状として出てくる現象や部位は人それぞれです。 本来は、外的要因・物質(細菌やウイルス、花粉、ほこりなど)から身を守るために、それらを排除し、傷ついた細胞を修復するために炎症は起こるもので、私たちの自己防衛反応なのですが、なんと、ストレスを感じていると察知したら、自分の体の中で、上記の外的要因が体内に侵入した際に起こす現象が体の中で起きてしまうというのです。脳内の神経細胞にも、同様に炎症が起きることが分かってきたようです。

ウイルスなどの外的や心理的ストレスにより炎症が起こることによって体内各部に痛み、脳内にうつが生じることがわかってきたわけです。

 更に近年には栄養学の進展により、摂取する食事によって炎症が発生、脳内にサイトカインが飛んでうつ発症の原因になる可能性があることがわかってきました。

①まずは精製された糖質です。白砂糖や白米(パン、小麦麺類、白砂糖使用の菓子・ジュースも)などの白色精製糖質は太古の人類には縁のなかった食物、体内に入ると免疫系が敵と認識して撃退しようと活動が始まります。つまり炎症がおき始めるのです。また、腸内環境の悪化でこれら精製糖質がカンジタ菌など悪玉菌の餌になり更に炎症がひどくなります。

②加工食品 (ハム、ソーセージ、ベーコン、缶詰、ポテトチップスなどなど)

③サラダ油などの植物油脂(加工食品にもかなり入っています)

④アルコール

⑤ブドウ糖、果糖、液糖

⑥高温の焼き物、さらに揚げ物。ホットケーキを作るとこんがり焼けて褐色になりますね。あれはタンパク質や脂質が糖とむすびついた姿でAGE(糖化最終生成物)と呼ばれ、炎症や老化、成人病発生因になっていることがわかってきています。

 以上、うつなど心理的な問題に炎症が関わっていて、発生要因としてはストレス、これ以外にも食物摂取が関与している可能性がわかってきました。上記の食物摂取を控えることはすぐには難しいかもしれませんが、ここにも十分注意することが大切ですね。

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Posted by ジェイ・慈英